【新唐人2014年7月23日】インターネットの普及に伴い、様々な新型メディアが登場しています。台湾のある大学の調査によると、20年後、台湾は完全なネット社会になるとのことです。
台湾の世新大学がメディアの利用習慣について調査を行いました。メディアの中で、利用頻度が最も高いのはテレビで、次がインターネットと新聞でした。一方、34歳以下のネット世代においては、95.6%がインターネットを利用しており、テレビの86.5%を超えました。
台湾芸術大学テレビ学科 賴祥蔚教授
「ネットは伝統的メディアに比べ、便利で速いし、面白いのです。しかも若者世代が主導権を握っており、見る内容、時間なども自分で決めることができます」
中台間のサービス貿易協定に反対して起きた「ひまわり学生運動」では、インターネットが情報を伝える主要ツールになりました。調査では、ネット世代のメディアに対する信頼度は、インターネットが43.9%で、テレビの38.9%を上回っています。
台湾芸術大学テレビ学科 賴祥蔚教授
「ひまわり学運関連のニュースだけでなく、同時にシェアや討論を行うこともできます。ネットメディアへの信任と言うより、ソーシャルとネットを統合させた方法への信任と言うべきでしょう」
インターネットの発展に伴い、テレビ離れが進んでいます。大手メディアは相次ぎモバイル用のアプリを開発、またはLINEなどを利用してニュースを配信しています。20年後には完全なネット時代になるだろうと、学者は予言します。
台湾師範大学大衆伝播研究所 胡幼偉教授
「今20歳の若者が10年後には中年になり、30歳の若者は想像できますが、20年後に台湾は完全なネット時代になるでしょう」
一方、ネット時代になると、メディアがスピードを競い合うあまり、深みのある報道ができなくなり、市民も絶えず情報を吸収するのみで、深みのある報道を吸収できなくなり、台湾は浮かれた社会になるのではないかと、学者らは案じています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/07/22/a1124560.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/李)